2022年度「京都ライトハウス点字普及イベント」オンライン開催のご案内
公開
「京都ライトハウス点字普及委員会」では日本の点字制定記念日である11月1日にちなみ、一般市民や視覚障害のある方への点字の普及、府内点訳グループの交流の促進等を目的に、「点字普及イベント」を毎年11月に開催してまいりました。昨年・一昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、催しの開催を見送りましたが、この度、オンラインにて開催する運びとなりました。
今年は、点字を日常的に使用する母親としてのご自身の体験を出発点とし、「てんやく絵本」の全国的な普及にご尽力され、2006年9月に、故鳥居篤治郎先生遺徳顕彰会「鳥居伊都賞」を受賞された岩田美津子様にご講演いただきます。
また、現在、京都ライトハウス「鳥居寮」で点字の訓練を受けておられる皆様より、「点字への思い」をお話しいただきます。
秋たけなわでお忙しい時期かと存じますが、多数の方々のご参加をお待ちしております。
主催
社会福祉法人 京都ライトハウス 点字普及委員会
(担当:情報ステーション・情報製作センター・障害者支援施設「鳥居寮」)
日時
11月17日(木) 13時~15時
会場
オンライン(オンラインシステム「Zoom」を使用)
内容
- 講演「触ることの面白さ~見える人・見えない人が共に楽しめる絵本の普及を目指して~」
講師:岩田美津子様(NPO法人 てんやく絵本ふれあい文庫代表)
- 京都ライトハウス鳥居寮の点字訓練の取り組み紹介 等
対象と定員
点字に関心があり、オンラインシステム「Zoom」をご自身で使用できる方(先着40名程度)
申し込み
原則Eメールにて、次ページの必要事項を下記アドレス宛てにお知らせください。
- 申し込み先Eメールアドレス:tenji-fukyu@kyoto-lighthouse.or.jp
- 申し込み締切り:10月末日
- お問い合わせ先:京都ライトハウス 情報ステーション(担当:野々村)
- 申し込み時必要事項:
- 氏名(ふりがな)、所属(あれば)
- 電話番号
- 事前連絡用のメールアドレス(いただいたアドレスと同じアドレスの場合は不要)
- Zoom経験の有無
講師 岩田美津子氏プロフィール
1952年6月 北九州生まれ。
1973年3月 福岡県立北九州盲学校高等部理療科専攻科卒業。
1984年4月 「点訳絵本の会 岩田文庫」を自宅(大阪市港区)に創設。てんやく絵本の製作と全国への貸出しを始める。
1987年5月 『点訳絵本のつくり方』を自費出版。
1987年7月 郵政省にはたらきかけ点訳絵本の郵送料無料化を実現。
1991年7月 岩田文庫の名称を「てんやく絵本ふれあい文庫」と改める。
2002年4月 「点字つき絵本の出版と普及を考える会」を発足。絵本出版社や編集者・研究者・印刷関係者などを結んで、点字つき絵本の出版普及の促進活動を始める。
2012年1月 てんやく絵本ふれあい文庫のNPO法人格を取得。
主な受賞歴
1995年10月 大阪市より、女性の地位向上貢献についての「きらめき賞」を受賞。
1998年4月 国際児童図書評議会より「IBBY朝日国際児童図書普及賞」を受賞。
2006年9月 故鳥居篤治郎先生遺徳顕彰会より、「第10回鳥居伊都賞」を受賞。
2016年11月 日本点字図書館より、「第13回本間一夫文化賞」を受賞。
2022年3月 伊藤忠記念財団より、「2021年度子ども文庫功労賞」を受賞。
著書
1992年10月 『見えないお母さん絵本を読む』(せせらぎ出版)
1994年4月 『点訳絵本のつくり方』増補改訂2版(せせらぎ出版)
1996年10月 国内初の点字つき絵本『チョキチョキ チョッキン』(こぐま社)
1997年8月 『岩田美津子の絵本探検』(JULA出版局)
2000年4月 共著『バリアを越えて』(岩崎書店)
2004年4月 関連図書 越水利江子著『あきらめないで また明日も – 岩田美津子の点字つき絵本にかける夢』 (岩崎書店)
2015年6月 『点訳絵本のつくり方』増補改訂4版(せせらぎ出版)
【点字つき絵本の出版と普及を考える会20周年記念動画URL】