ワコール労働組合様は、組合員のカンパを原資として、京都ライトハウスが行う点字図書出版事業を中心に、1982年から継続してご援助をいただいております。

今回は『料理はすごい! シェフが先生! 小学生から使える、子どものためのはじめての料理本』(点字図書全2巻、マルチメディアデイジー図書全1巻)の製作にご援助いただきました。

今回の図書も、全国の関係施設からのご要望に基づくもので、子どもや初心者の方でも大丈夫なレシピばかりが掲載

されており、実は大人にも役立つ内容です。特に一人暮らしをはじめる学生や社会人1年生。そして、料理に時間をかけられない忙しい主婦の方にもおすすめの1冊です。

料理本は将来役立つ技術が身に着くばかりでなく、食材についての知識を深めたり、「食べる」ことについて考えるきっかけになります。そして、人と人とを結ぶコミュニケーションツールにもなり得ます。

全国の視覚障害者情報提供施設および視覚特別支援学校等に配布伺を送付いたしましたところ、102の施設・学校等から配布希望が寄せられました。配布数50セットに絞り込むために厳正な抽選を行い、発送を行いました。

送付後、8月3日(火)にはワコール本社にてワコール労働組合様に感謝状の贈呈を行わせていただきました。ワコール労働組合中央執行委員長・綾部様より、京都ライトハウスの取組ついては高評価をしており、支援の長い歴史も理解しています。来年度も引き続き援助を続けていきたい旨のお言葉をいただきました。コロナ禍において、組合員様への募金活動は大変ご苦労された旨をお伺いしております。ご援助いただきましたワコール労働組合様に本当に心から感謝申し上げます。

ワコール本社にて。中央執行委員長・綾部様《左》と松田理事長)