京都市交通局では、視覚障害者の安全で円滑な行動を支援するため、昨年春に烏丸線の手すり点字表示を全面的にJIS規格に改められ、今春には東西線の手すり表示も全面的にJIS規格に改められます。さらに、車輌内には車輌番号とドア番号を点字と触知マークで表示されることになり、移動の安全性と利便性が大きく向上するものと思われます。

 触知マークとは、点字が読めない方でも触って分かるようにしたもので、車輌番号は「大きな点」の組み合わせで、ドア番号は「線」の組み合わせで表したもので、大阪の市営地下鉄等で貼られているものと同じものです。貼られている位置は、基本的にドアの合わせ目の左側のドアです。みなさん、どうぞご覧ください。

 今回の市営地下鉄での改善は大きな前進ですが、引き続き地下鉄周辺の誘導表示の改善と京都市全体でJIS規格の普及および製作・設置にあたっては、専門施設で事前に点検を受けてもらうような仕組みを要望していきたいと考えています。