「育休産休インタビュー」第一弾の続きです。

 

S 制度を取得することに対して不安とかはありましたか?
F 取得する時より、戻ってくるときの方が不安は大きかったですね。仕事に対して数カ月のブランクがあるので、今の生活から仕事の時間が一気に増えてちゃんとやっていけるのかなって思いましたね。
あとは、元のポジションと同じところに戻るので、大丈夫かなとは思いました。
H 子供が熱を出したり体調不良で急遽仕事を休まなければいけなくなった時は大丈夫かな、とかは不安に思っていました。
急に1人欠員状態で仕事を回してもらう形になってしまうし、現に今もそうです。
どこまで周りに迷惑をかけずに仕事できるかってずっと思っています。
自分のやっている業務を透明化させておいて、すぐわかるようにしておかないといけないなと思っています。
S やっぱり子供さんの体調不良とかで急遽予定変更してしまうことはよくありますか?
H もうしょっちゅうですよ。古川所長はどうでしたか?
F やっぱり周りに申し訳ないって気持ちになるし、自分の予定がたたないっていうのが困りますよね。
仕事で外部の方と約束をしていて急にキャンセルになってしまったりとか。
当時は病児保育施設を2ヵ所キープしておいて、何かあったときには子どもを一時的に預かってもらえるように工夫していましたね。
S 病児保育は今初めて知りました…
F もちろん診察は必要なんですけどね。今流行っているコロナ感染症とか、インフルエンザとかは預かってもらえないんですけど、ちょっとした風邪や熱くらいだと預かってもらえます。
H 子供の熱はしょっちゅうだから、耐えられる熱かどうか朝に判断しちゃいますよね(笑)。
F そうそう!(笑)これくらいなら半日いけるか!とか判断しちゃいますね(笑)。
S 本当に毎日が戦いなんですね(笑)。育児と仕事の両立!
H やっぱり外部の方との信頼関係とかがありますからね。
わたしは母親が近くに住んでいるので、母親のスケジュールを先に聞いてから外部の方との予定や研修を入れるようにしています。
この日ならなんかあっても大丈夫だろうと思える日じゃないと難しい。
相手に迷惑をかけてしまうのも嫌だし、やっぱり自分としても嫌なんですよね。
わたしの信頼だけではなく、トモニー全体やライトハウスの信頼につながっているので、守らないと!と思っていますね。
もちろん今も(笑)。
F なんか…思い出すだけでも嫌になってくるね!!(笑)。
H 今となっては笑い話ですか?
F 当時は大変だったな~と思いますね(笑)。
私が当時勤めていたころは、土曜日は毎週半日勤務があったんですが、途中から週休二日でなくなったんです。
小学校とかも途中で土曜日の登校がなくなりましたよね。その影響で他の日の勤務時間が少し伸びたんですけど、その少しの時間が本当に大変でした。生活のサイクルが変わってしまうので。
その時に自分で名言を作ったんです。
H 名言?なんですか?
F 「たかが15分、されど15分」。
その時の自分は15分で気分が左右されていました。
H わかります。15分って本当に貴重な時間ですよね。
F 今となっては、ただの15分って思えるんですけど。その時はそれすらも惜しかったですね。
H 私の場合は、まさしく今が仕事終わって帰ってからが戦争です。仕事が終わったら子供のお迎えに行って、そのまま学童によって長女を迎えに行ってから家に帰って。子供のカバンを開けてお菓子を食べさせて…
そのあとお風呂に入らせて…っていう分刻みスケジュールです。朝は4時半に起きて準備しています。
夜ベッド入って朝になるまでの間だけが自分の休憩時間ですね。そこしかない。
F ずっと動いてるもんね!!わかる!でも仕事は休憩時間あるもんね!(笑)
H 仕事でお昼ごはんを食べているときはホッとするけど、家ではそんな時間はないですね。
F もう1個名言があって、「狂ったように洗濯を干す」(笑)。
H それはすごい!!!(笑)
F 考えてられないですよね、いちいち干している洗濯物の事。次の行動を考えながら無心で干していました。
保育園に子どもが3人通っていた時期があったんですが、週末はお昼寝用のお布団カバーとかを持って帰って洗濯しないといけないんですよ。3組の布団をかついで子連れで歩くのは大変でしたね(笑)。
H 保育園に3人はすごすぎます。考えただけで恐ろしい(笑)。
持っていくときが雨の日とかだったらもう地獄ですよね。
F 毎朝ライトハウスに無事着いたらホッとしてたもんね。本当に。
H でも、今毎日戦争している私たちからしたら、子供4人いてバリバリ仕事をして施設長をやられている古川所長は、本当に希望であり憧れなんですよ。
頑張って仕事を続けていたら、出世もできるし、ちゃんと両立ができるんだっていうのは本当に励みです。
これは語り継いでいった方がいい!
(第三段へ続く)