2022年3月11日(金) 盲養護老人ホーム「京都市シェイクアウト訓練」
公開
3/11(金)の9:35頃、皆さまの携帯電話に緊急速報メールが届いたのを覚えておられるでしょうか?慌てて携帯電話を見ると「訓練」であることが分かり、ホッとされた方も多かったのではないかと思います。この訓練は、京都市シェイクアウト訓練(京都市一斉防災行動訓練)と言い、3つの安全行動である「まず低く」「頭を守り」「動かない」をその場で行う訓練です。災害発生時に混乱することなくスムーズに行動することが出来るようにすることが目的の一つとなっています。
盲養護でも災害が発生した際に混乱することがないよう、一部のご利用者と一緒に訓練を行いました。
盲養護では、見えない、見えにくい方でも災害発生時にすぐに頭を守る行動を行いやすいように食堂や希望者の居室に防災頭巾を配布しています。この防災頭巾、普段はクッションとして使用できます。その為、食堂の椅子の背もたれに敷いたりと皆さま思い思いの使い方をされておられ、防災頭巾であることを知らなかったり忘れておられる方もいらっしゃいました。そこで、今回は防災頭巾の使用方法も含め練習を行うこととしました。緊急速報メールが届いたと同時にご利用者は防災頭巾を手に取り頭を守って頂きます。「こうかな?」「ここ開いたら何か出て来たわ」など皆さま改めて防災頭巾の使い方を確認されていました。終了後は「こんな使い方があったんやね」「お部屋のどこに置いていたらすぐに使えるだろう?」と話されている方もおられ、防災意識が向上されたように感じました。
3月後半には朱雀全体の避難訓練も実施しています。ご利用者の皆さま含め職員一同、災害発生時に冷静に行動することが出来るように、これからも練習を積み重ねていきたいと思います。
防災頭巾(クッションの状態)で頭を守っておられます。
防災頭巾を装着した時の様子です。
避難訓練時の様子です。
職員の指示に従って移動されています。
(盲養護 田子森)