盲養護老人ホームでは毎月おやつクラブを開催しております。本来は小グループに分かれて、ご利用者の皆さまと一緒におやつを作るのですが、コロナ禍による感染対策でその方法を取ることが出来ません。その為、毎月工夫を重ねながらご利用者に参加していただいております。

今回は4月と5月の2回に分けて、“いちご大福風”のおやつ作りを行いました。作り方は、①モチモチとした生地を作り、クレープ状に焼く。②粒あんといちごを生地の上に乗せ中身を生地で巻く。という工程です。目が見えない、見えにくい方でも出来やすいこと、そして個別で行うことが出来ることから、ご利用者には②を中心に体験していただきました。

「いちごが大きいから巻きにくいわ。もっと(生地を)大きくせんと。」といった厳しい(?)意見をいただきながらも、皆さま笑顔で作って食べておられました。これからも、試行錯誤を重ねながら、楽しくご参加いただける企画を考えていきたいと思います。


生地作りの最中、香ばしい匂いに誘われて様子を見に来られているご利用者。

巻いている時のご様子です。「生地の端っこに粒あんとイチゴが乗っています」「手前から奥に向かってクルクルと巻いてみてください」など、ご利用者に合わせて分かり易い言葉を選び、一つひとつ丁寧に説明しています。

食堂ではパーテーションを使用するなど感染対策に努めています。

完成した“いちご大福風”のおやつです。

盲養護 田子森