11月は、午後の療育で「買い物体験」の取り組みをしました。
見えない見えにくい子どもたちにとって普段の買い物は、売っている物やレジでのお金のやりとりなどが、とても分かりにくいことが多いです。あいあい教室では、買い物のイメージが持てるように、本物のお金や実物を使って丁寧に説明しながら自分で体験することを大切にしています。いつもは実際にお店に行って「買い物体験」をしていましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、今回はライトハウス館内で行いました。
買い物に出発する前に、まずはお金の確認から。見えない見えにくい子どもたちは、ゆっくり物を触って大きさや形、特徴を知っていきます。実際のお金を使うことで、それぞれに名称があることや違いを知る機会にもなります。また、iPadや拡大読書器で拡大することで書いてある文字や絵がより分かり、子どもたちも興味津々。観察したお金を財布に入れて、パンとジュースを買いに出発!ジュース屋さんは、4階の「就労継続支援 FSトモニー」です。「ジュース屋さんどこかなぁ…」とお店を探してジュースの絵が描いてある看板を見つけると「あった!」と嬉しそう。お店屋さんの「いらっしゃいませ」の声に初めはドキドキする子どももいましたが、自分で欲しい物を選びお金を払ってやり取りをする「買い物体験」は、自分自身でやりきった経験が達成感や自信につながっていきます。「FS トモニー」の利用者の方からは、「子どもたちとのやり取りにやりがいを感じた、良い機会になりました」などの感想をいただきました。子どもたちにも利用者の方にも、普段と違う人と接してやり取りする体験は、とても良い機会になりました。このような部署を超えての取り組みは、ライトハウスだからできることでもあります。これからも、子どもたちの生活体験が広がっていくような楽しい取り組みを考えていければと思います。

拡大読書器でお金を拡大して見たよ
拡大読書器でお金を拡大して見たよ

 

 

 

 

 

 

 

4階でジュース屋さんの看板見つけたよ
4階でジュース屋さんの看板見つけたよ

 

 

 

 

 

 

 

お金を渡してジュースを買ったよ
お金を渡してジュースを買ったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(あいあい教室 廣瀬)