今回は、参加呼びかけ用の案内文と、実際に参加しての体験レポートを、利用者の方に作成いただきました。

はじめに、水無月について。
水無月は、京都市発祥の和菓子の一つで、白い、ういろうの上面に、甘く煮た小豆をのせ、三角形に切り分けたものです。
京都では夏越の祓(なごしのはらえ)が行われる6月30日に、1年の残り半分の無病息災を祈念してこれを食べる風習があります。

水無月がお皿にのっています。
水無月がお皿にのっています。

 

利用者の方への案内文
利用者の方への案内文

次に、水無月の由来や、夏の関連行事(夏越の祓い)等をネットで調べて、利用者の方々にお伝えするための文章をパソコン訓練で作成しました。
パソコンの操作は、音声ソフトを使っています。
ネット調べでは、わかりやすく書かれている記事がなかなか見つからず、探すのが大変でした。
Wordを使って文字の大きさ、レイアウト、余白の調整を行いました。
緊張したけれど、出来上がってよかったです。

6月26日の午後の水無月づくりに参加しました。
ボウルの中に入っている、上新粉と小麦粉に、砂糖と水を加えて、混ぜました。
空の牛乳パックの中に、混ぜ合わせたものを入れ、横向きにして、電子レンジで温めました。
加熱した牛乳パックをハサミで注ぎ口手前から奥に開くように切ります。甘納豆を平らにならすように置き、もう一度電子レンジで温めます。
粗熱がとれたら、三角形に切り分けて、できあがり!!

トレイの上に材料がのっています。材料ごとに器の種類を変えて、分かりやすくしています。
トレイの上に材料がのっています。材料ごとに器の種類を変えて、分かりやすくしています。

 

職員が水無月の説明をしています。
職員が水無月の説明をしています。

 

材料を混ぜている様子。
材料を混ぜている様子。

 

牛乳パックに混ぜたものを入れる様子。
牛乳パックに混ぜたものを入れる様子。

 

甘納豆を並べている様子。
甘納豆を並べている様子。

 

完成した水無月を持ち、笑顔の利用者さん。
完成した水無月を持ち、笑顔の利用者さん。

 

試食会では、「おいしい!!」という意見や、「思ってた以上にモチモチしてて温かい」などが聞かれました。

出来立ての水無月を試食しています。
出来立ての水無月を試食しています。

 

水無月を試食。机には、持ち帰りのパック。
水無月を試食。机には、持ち帰りのパック。

 

テーブルに置いた各々のトレイには小麦粉、上新粉、砂糖、甘納豆、水が計量してセットされており、スムーズに「水無月」が出来上がりました。試食をすると、ほんのり温かくて上品な甘さでした。思ったよりもたくさん作れたので、一つ一つアルミに包んでパックに詰めて持ち帰りました。

水無月づくりは初めてだったので、貴重な経験ができました。今年の夏の暑さも乗り越えられそうです。
(鳥居寮 橋本)