今回鳥居寮では、防災について考えるきっかけとして「防災講座」を実施しました。

参加された利用者の方がアルファ米のことや非常食の作り方を文書にまとめて下さいましたので、それをもとに、その様子をお伝えいたします。

さて、みなさんはアルファ米というものをご存知でしょうか?

アルファ米とは、炊いたり蒸したりしたお米を熱風で急速乾燥させたもので、美味しさはそのままに、通常のお米より早く簡単に調理することができるものです。洗米やつけ置きが不要で、保存期間は約5年。災害時の非常食として、重宝されています。

今回はそのアルファ米を作って食べてみました。

非常食(アルファ米)の袋
非常食(アルファ米)の袋

おおよそスナック菓子の3ぶんの2くらいの大きさで、ファスナー付き保存袋タイプ。

 

袋の中から乾燥材とスプーンを取り出している様子。
袋の中から乾燥材とスプーンを取り出している様子。

中にスプーンと乾燥剤がはいっているので、忘れずに取り出します。

 

水を注いでいる様子。
水を注いでいる様子。

熱湯なら15分、常温のお水だと60分。ファスナーを閉めて待ちます。

 

60分後。袋の中にふっくらとしたご飯が入っています。
60分後。袋の中にふっくらとしたご飯が入っています。

あとは食べる前によくかき混ぜれば完成です。水分量によりお粥にもできます。

 

利用者の方が試食している様子。
利用者の方が試食している様子。

 

食べてみた感想をみなさんにお聞きしました。

・思ったより美味しい。

・スプーンが短く開け口が狭いので食べにくく、調味料が溜まりやすいのでしっかり混ぜる必要がある。

・熱湯で作り、お皿に移し替えた方がおいしく頂けそう。

・水をどの辺りまで入れるか難しい。(袋の外から触って確認されていました。)

・アルファ米を生で食べてみて、こぼして後で見つかった(干からびた)ご飯粒みたい。

その他、災害伝言ダイヤルの紹介や防災クイズを実施しました。

今回の講座で、防災について考え備えるきっかけになったのではないでしょうか。

今後の生活や災害時の対応に役立てていきたいと思います。

(鳥居寮 永野)