案ずるな、受験生!

 

令和6年能登半島地震により被災・避難された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。思えば29年前の阪神淡路大震災も、寒い1月でした。ましてや北陸は、近畿よりも寒い。今もなお余震や断水が続き、自然に対する人間の無力さをこれでもかとばかりに思い知らされる日々です。

 

そんな中、1月13日・14日は大学入学共通テストが実施されました。被災地の受験生には1月下旬に行われる追試験を勧める報道がされていましたが、この追試験、本試験に比べて「難しい」「時間が足りない」(我が家調べ)。なので「そんなやすやすと追試験を勧めるとは」「何としてでも本試験受けるやろ」「地震が原因で追試験になってしまうのは気の毒…!」と、追試験の話題で持ちきりでした。結局、被災理由で追試験の受験が認められたのは19人。ちなみに追試験が難しいと感じるのはあくまで我が家の見解ですので、受験生の皆さんにはそれまでの努力を信じて、堂々と挑んでほしいと思います。

 

また14日は、全国都道府県対抗女子駅伝の日でもありました。いろいろな世代の選手が、地元のために頑張る姿。中学生からトップ選手へと繋ぐこの駅伝は、実に夢があります。なかでも1区を独走し、1位でたすきを繋いだ石川県の五島(ごしま)選手の走りには、石川の方だけでなく、沿道で応援・観戦した方や全国の視聴者も大いに励まされたに違いありません。それにしても、いつもなら聞こえる、ランナーを追う中継のヘリコプターの音が聞こえない…? そうか、今日は共通テストやからか。それに気付いたのは、レースも終盤のことでした。

 

「はなのぼう」「京まる」が出る頃は、まだまだ試験の真っ最中。地震という不利な状況はあれど、5年後、10年後の日本を支えるのは間違いなく今の受験生世代です。輝かしい未来に向かって、案ずるな、受験生!