12月7日~8日に、名古屋市において、日本盲人社会福祉施設協議会点字出版部会の職員研修会が、4年ぶりにズームでなくリアル形式で開催されました。会場となった名古屋国際センターには、全国の部会の方々約50名が集まり、久しぶりの再会を喜び合いました。

京都の人間は見上げて驚く、高い国際センタービル

 

 研修の目的は、点字出版所や点字図書館がかかえる課題を検討すること。具体的には

 

日本ライトハウス・テクティの金子所長

■テーマ1「点字自動製版機について」

・「ZPメーカー」のリニューアルについて、日本ライトハウスの実践

・「シャトル」の今後について、京都ライトハウスから、小林鉄工所さんへの訪問記録のまとめと提言、従来からの各事業所からの報告振り返り

■テーマ2「印刷・製本に必要な機器について」

先日開かれた中間部会(施設長会議)や、部内メーリングリストで取り沙汰された、紙折り機・点字プリンタ・点字印刷機・カップリングカッター(自動裁断機)などについて、報告や課題に対する検討。

 などのテーマ研修が、初日に行われました。

 

山ちゃんで和気藹々

 夜は一転して「世界の山ちゃん」にて懇親会、名古屋の名物をたっぷり堪能しました。自分の今年のARE(推し)の発表など恒例の無茶ぶり企画も賑やかに、楽しい宴席で一日が閉まりました。

夜の名古屋市内はイルミネーション満載でした

 二日目は、「私が大切にしてきたこと」という演題で、近藤正臣氏(名古屋ライトハウス会長)の講演をいただきました。波乱に満ちた生涯を、熱く語られて、出席者の感動を呼びました。

まだまだ衰えない気迫、深い英知を感じました。

 

■テーマ4「点字データの提供について」 理療科教科書の電子教科書(UDブラウザ版と点字データ版)開始について、その経緯や方法になどの報告が行われました。

 最後に各事業所の近況報告を行い、研修会は無事に終了しました。

 

玄関です。

 さらに幹事施設である名古屋ライトハウスさんの計らいで、午後からは現地見学も可能となり、多くの出席者が参加しました。

館内を本当に丁寧にご案内いただきました。

 

☆京都からの参加者の感想です。

「4年ぶりの出版部会職員研修会。全国各地で同じような悩みを持ち、日々頑張っておられる方々がいることを改めて感じ、出版部会のつながりを心強く思いました。」

「今回が初参加、出張それも1泊2日。期待と不安の入り混じる中での名古屋入りでした。全国の点字出版所の面々が一堂に会し、製版機などの機器の話や情報交換、名古屋ライトハウス会長近藤氏の話など多くの気づきを頂いた二日間でした。」

 

 名古屋の皆様、大変お疲れ様でした。お世話になりました。全国の仲間の皆さん、何かと大変な業界ですが、これからも協力協同&切磋琢磨して頑張って行きましょう。

 

(情報製作センター)