2016年4月、5月 ライトハウス朱雀の新人研修
公開
足浴(足湯)の実習風景 京都ライトハウス生活介護事業所らくらくにて
足湯は温泉地や道の駅など最近ではリラクゼーションの場として様々な所で取り入れられています。介護現場でもリラックス効果や入浴が難しい方、むくみの改善、血行をよくするなどの目的で用いるケアのひとつです。写真では、実習生が円になり、中心では、元船岡寮職員が新人職員へ方法を伝えているところです。
利用者様の体調を考慮しつつ、室温や湯温に配慮しながら行いました。支援の手順・物品の用意も重要ですが、こまめに利用者様の表情を確認し、何よりも人前で足を出すことがこんなに恥ずかしいことかと実感出来て良かったです。これから足浴を行う際は、ひざ掛けをするなどプライバシーへの配慮も大切にしたいです。
(ライトハウス朱雀 松井・山本)
排泄ケアについて 京都ライトハウスあけぼのホールにて
元船岡寮職員の山内さんより、排泄ケアについて、教えていただきました。排泄は、人にとって重要でとてもデリケートな部分です。
疾患や加齢などに伴い排泄について悩みを持つ方が多くおられます。「尿もれ」や「トイレが近い」それが原因で「外出がおっくう」「夜間よく眠れない」など生活面にも影響が表れることがあります。私は過去に専門学校でおむつを装着し排尿するといった授業を受けたのですが、トイレ以外の場所で排泄するという抵抗や、とても悲しい気持ちになったことを今でもよく覚えています。トイレで排泄するという当たり前の事を年を重ねても大切に、利用者様にも職員もしていきたいと思います。トイレ動作は立って座る、衣服の上げ下げ、腹圧をかける、拭くときに体をねじるなど体の様々な機能を使います。写真の研修では、トイレに行った時に必要な動きを体操として日々に取り入れる目的で、排泄リハケア体操を体験しました。生活の中に排泄があり、毎日の行動が大きく関係していると学ぶことが出来ました。
着替え(更衣)の支援 京都ライトハウス地階研修室にて
着替えることへの支援方法を元船岡寮職員の先輩方から教えていただいている風景です。ご自身でしていただける所は積極的に行っていただき、必要な部分への支援を行うよう心掛けました。身体の片側に麻痺がある方は、健康な片側で全てを補うことは大変な事だと思います。麻痺のある腕へ服の袖を通すお手伝いをさせていただき、身体の仕組みや服の特徴を知り、支援にあたる必要があると学ぶことができました。普段、意識せずに行っている着替えも誰かの支援を必要とする場合の(利用者様の)気持ちを考え、それを受け止めながら実習で学んだことを活かしていきたいです。
元船岡寮職員:
松井(現 ライトハウス朱雀)
山本(現 ライトハウス朱雀)
(ライトハウス朱雀 久江、平野)