情報提供の思いを受け継いで
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京都の新年は60年ぶりという大雪となり、ミカンの目の雪だるまやネギの手の雪だるまなどが出現しました。テレビで小さな雪だるまを冷凍庫から出すシーンを見て、記念にと思って残雪で小さな雪だるまを作り、冷凍庫にそっと入れましたが、さていつまであるのやら…。
今年も頑張ろう、あるいは新たな抱負を抱いて新年を迎えられたことと思います。京都ライトハウスも新・船岡寮の建設という何十年に一度あるかないかの大事業に取り組みますが、如何せん建設費の暴騰などで非常に厳しい状況となっています。しかし、もう後戻りはできない状況であり、大きく膨らんだ分をどうするのかが問われており、関係自治体や民間のこれまでにないご支援が切望されるところです。
さて、昨年12月16日(火)に、情報バリアフリーの夢を追い続け、10月29日に65才の若さで亡くなられた「岩井和彦氏の夢を受け継ぐ会」が開催されました。京都で関西SLを創設され、奈良県視覚障害者福祉センターや日本ライトハウスなどで40年近くにわたって活躍され、様々な分野の情報保障に身を捧げられたことが紹介されました。
視覚障害児者への読書環境の整備や情報提供の必要性は、鳥居先生も、本法人副理事長の竹下会長も常に強調されているところです。しかし、その使命にまだまだ応えられていませんが、古い殻を打ち破り、新たな発展を遂げていきたいと考えています。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
(田中 正和)