点字普及と指点字
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集中豪雨が日本の各地に大きな被害をもたらしていますが、皆さんのお住まいのところは大丈夫でしたでしょうか。日本は、地震・津波・台風・大雨・洪水・土砂崩れ等の自然災害から逃れられるようなところはありません。お住まいの地域の危険性をきちんと把握し、いざという時の身を守る行動を確認しておきたいものです。さらに、日本全国に原子力発電所があり、ひとたび事故が起こると福島のように大変になることが明らかになりました。自然災害はなかなか防ぎようがありませんが、原発事故など社会がコントロールできる災害は、最小限に止めなければと思います。
さて、京都ライトハウスの点字普及委員会では、毎年、点字の啓発イベントや点字サポーターの養成等に取り組んできました。そして、中途視覚障害者の訓練施設である鳥居寮があることや、府内各地域での点字講習会の開催など、京都は全国で最も点字を学ぶ環境が整っているように思います。しかし、視覚障害者の中の6〜7%は盲ろう者といわれており、コミュニケーション手段としては、触手話や指点字などが利用されているようですが、残念ながらあまり分かっていません。
そこで今回は、盲ろうの方に来ていただいて、普段の生活でのご苦労、盲ろう者の状況、指点字などについてお話しいただき、理解を深めたいと思っています。来ていただく方は、京都府の京丹後市にお住まいの梅木久代さんです。皆さん、どうぞお越しください。
「点字がひらく新たな世界 〜読み・書き・伝え、つながるために」(仮題)
日時 11月1日(土)13:00〜
場所 京都ライトハウス 地階研修室1・2
内容
- 盲ろう者のことや指点字について(梅木久代さん)
- 点字との格闘の日々(点字クラブ)
(田中 正和)