このたび、点友会様から一般に市販されている点字絵本や触る絵本を寄贈したいというお申し出をいただき、約50冊あまりをご寄贈いただきました。

点友会様は、50年余の長きにわたり点字図書や点字絵本の製作、学校で必要な日本地図や世界地図を製作して全国の盲学校や点字図書館に配布されたり、点字教科書や拡大教科書の製作に取り組まれるなど、その時々の様々なニーズに全力で応えてこられました。

そして今回、「視覚障害の幼児や児童に、もっと豊かな読書環境を提供したい」との思いで点字絵本や触る絵本をたくさんご寄贈いただきました。小さい頃にそうした絵本に親しむことは、後々の発達に大きな影響を与えると聞いています。情報アクセスルームの低い書架に配架する予定ですが、ごく一部しか置けていません。早めに環境を整え、配架したいと思っています。

また点友会様からは、すでに児童・生徒向けの拡大字図書をたくさんご寄贈いただいていますが、十分活用できているとはいえません。さらに、一般に市販されている拡大字図書も購入して、情報ステーションに寄贈しようと考えていただいています。

絵本や拡大字図書などの資源の有効活用と新しい視覚障害者向けの電子書籍の紹介など、京都ライトハウスのことをもっと楽しく知ってもらう児童・生徒向けのイベントを開催し、新たな利用層の拡大に取り組んでいきたいと考えています。

(田中 正和)