今年の夏は関西以西が暑くなりそうだという長期予報ですが、長期予報というのはどうもあてにならないような気がしてなりませんが、熱中症にはご注意ください。先日、節電対策にと思って扇風機を見に行きました。最近は、羽のない扇風機や直流モーターの扇風機など新たな省エネ扇風機が出ているようです。これまでの扇風機は交流モーターのため、一定の回転数以上でないと羽が止まってしまうそうですが、直流モーターの扇風機はもっとふわっとした風が送れるようです。直流モーターの扇風機でも群を抜いていたのは、たいへん静かで、風量が7段階に調節でき、首が上下にも振ることができるものでした。下見をして何日かして、思い切って買ってしまいました。なお、直流モーターの扇風機の値段は、普通の扇風機の3倍ほどのようです。

 節電をいろいろ考えていた矢先、「関西電力管内は大幅な電力不足に陥る」「原発が再稼働しても10%程度電力が不足する」「大停電の恐れがある」「計画停電の発表」など様々な地ならしが行われ、国と関西電力は原発の再稼働に踏み切りました。大飯原発の再稼働は、結局は日本全国の原発の大事故の火種を残すことになり、大量の放射性廃棄物の処理、放射能の半減に数万年以上かかると言われる高レベル放射性廃棄物など、日本の将来に大きな負の遺産を残すのではないかと懸念されます。

 さて、京都ライトハウスでは今年も節電に取り組みます。すでに、すだれ掛け、扇風機の活用、空調温度は28度、ゴーヤのグリーンカーテン、照明の節電などに取り組んでいます。更なる節電に取り組みたいと思いますが、あまりご迷惑をおかけしないようにと思っています。また今年に限り、鳥居先生が詠まれた有名な「貝の風鈴」そのものを、カウンターのところに吊り下げています。
「千尋の底の神秘」に耳を傾けていただければと思います。なお、カウンターやロビーでは触って楽しんでいただけるものを置いていますが、音のシリーズも良いかも分かりませんね。また、企画できればご案内したいと思います。よろしくお願いいたします。(田中 正和)