はなのぼう 2011年06月20日号

 東日本大震災は、東北3県に甚大な被害をもたらしました。地盤沈下や津波による被害の復興の道は険しく、さらに原発事故も終息の目途が立たず、かつてない長期で大規模な支援が必要と思われます。
 また、今回の大震災を契機に、原発問題や省エネ社会を目指す取組など、日本及び世界的規模で社会のあり方の見直しが始まっています。「災いを転じて福となす」ではありませんが、経済成長だけを豊かさのバロメータとせず、22世紀・23世紀に通用する大転換が当事国である日本に求められていますが、早々とヨーロッパ諸国に先を越されている気がしないでもありません。

 京都ライトハウスでも、この3年間エコ隊を組織し、節電、水曜のエコデー、紙の分別回収、ゴミ減らし、すだれ掛け等に取り組み、成果を上げてきました。
 今年度からは、これまでの取組の継続とともに、「エコデー」の名称を「ノー残業デー」として取組を強めています。さらに、今回の大震災を受け、取組の強化を専門家のアドバイスも得ながら検討中であり、ある程度の方向性が出ましたらご報告申し上げます。

 なお、情報部門では、ライトハウス全体の取組方針を確立するため、節電協力のお願い表示、一部照明の間引き等に試行的に取り組んで行きたいと考えています。皆さまにはなるべくご迷惑をおかけしないようにと思っていますが、もしも何かありましたらご遠慮なく職員や所長をお呼びください。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。(田中 正和)