テープからデイジーへの移行の促進と京都市内・府内利用者サービス向上のために
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はなのぼう 2010年10月20日号
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全国的には、音訳図書や雑誌がデイジーを中心とした製作となり、テープ図書の製作がめっきり減ってきています。両方作るとなると大きな負担となりますし、保管場所の問題、デイジーの優位性もあって、デイジー化が促進されています。
京都ライトハウスでも、溢れている書庫の問題、両媒体を製作する負担、製作・提供能力などを踏まえつつ、移行のタイミングを見極めようとしています。なかなかスパッと行けない状況でもあり、利用者の皆さまのご理解をいただきながら移行していきたいと思っています。
いずれにしてもデイジーの普及を図ることが当面の課題で、2010年度は京都府視覚障害者協会や京都ライトハウス生活訓練部との共催でデイジー講習会を開催したり、ご寄付を活用して貸出用のデイジー機器の整備を行ったりしています。また、この10月から本格稼働した情報ネットワーク「サピエ」の啓発・普及にも、毎月2回の講習とアフターフォローで9月から取り組んでいます。
そんなこんなで、京都市内・府内の利用者サービスの充実と強化に取り組んでいますが、当館の力量にも限りがあります。今後、サービスの提供圏内・サービス内容についての見直しを進めていきたいと思っています。何とぞよろしくお願い申し上げます。 (田中 正和)