2013年度は新人職員が2名入りました。そこで今回は対談形式で、横顔を紹介させていただきます。どうぞお楽しみください。

新人職員

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2人の新人職員紹介

対談日

2013年3月18日

まずは、自己紹介から!

坂本 こんにちは。法人事務所の坂本、旧姓・井倉です。
野々村 こんにちは。情報ステーションの野々村です。僕は全盲です。よろしくお願いします。
坂本 よろしくお願いします。
野々村 坂本さんは法人事務所で、どんなことをしてるんですか?
坂本 人の総務や経理に関することとか来館された方の対応とか、あと、委員会活動として、ライトハウスまつりや「あい・らぶ・ふぇあ」を担当していました。用具販売の担当もしているので、白杖のことや、用具の在庫の管理とかもしています。
野々村 僕は日々ボランティアの皆さんの協力を得ながら点字図書の製作に携わっています。それから、点訳ボランティアの養成講座や、情報製作センター発行の「Good・洛」(京都を五感で楽しむガイドブック)の担当などをしています。
坂本 私も春から点字の中級講座を受けようとおもっています。
野々村 がんばってください。ところで、プライベートも含め、今やってみたいことって何かありますか?
坂本 この前新しい自転車を手に入れたので、自転車で京都市内を回ってみたいですね。
野々村 僕は機会があればラフティングをやってみたいです。スキューバダイビングとかカヌーはやったことあるんですけどね。
坂本 私が10年ほど前に初めて関わった視覚障害の方もアクティブな方で、スキューバダイビングやスカイダイビングなど色々されてたんです。広い所に落ちていくのをどんな風に感じるのかなと思ったりして。あまり遠い存在だとは感じなくて、「服はどうやって選んでるんですか?」とか色々聞きました。その時、丁寧に答えてくれはったことがいい経験になっています。

1年を振り返ってみると・・・

坂本 1年は長かったけど、あっという間でした。職員採用を担当して、どうやって採用活動をするかなどの研修に行かせてもらいました。その後、職員の写真を撮って日常の様子をホームページに載せたり、外部の就職フェアに出展したりして、啓発活動とは違う面でライトハウスを紹介することができました。どうやってライトハウスをアピールするか、どうやったらいい方と出会えるかと思って、ポスターを作ったりもしました。
野々村 ものすごく充実感があったんじゃないですか?
坂本 そうですね。提案したことをさせてもらえるのでいい環境だと思いますし、今度はこうやってみたいなという向上心も生まれます。それから、ライトハウスまつりの準備も忙しかったです。
野々村 ライトハウスまつりでは一緒に新人職員の出し物もしましたよね。
坂本 京視協さんと一緒にやれて、横のつながりができてよかったです。催しと言えば、情報部門でも色々あるんですよね?
野々村 はい。秋には京都府内の点訳グループの皆さんに集まっていただいて交流会をしました。先日は、長年ボランティア活動をしていただいている方に感謝状をおわたしする集いを開催したんですけれども、その集いの後には「六甲山の上美術館」の館長さんに触る美術鑑賞の意義についてお話しいただいて、とても好評でした。
坂本 最近は3Dプリンタなども出てきて、立体を表現したり、触ったりしやすくなってきていますね。
野々村 3Dプリンタは画期的だと思います。ものに触れると、目で見るのとはまた違った発見がありますよね。いろんな方に触る喜びを感じていただきたいです。

今後に向けて

坂本 視覚障害者に関わる環境や制度、情報をもっと知っていきたいです。テレビのコマーシャルで、ブラインドサッカーが映っているのを知ってますか?
野々村 知らないですね~。
坂本 そのコマーシャルではトロフィーを触ってる場面もあります。そういうところに着目しているクリエーターさんってすごいなと思いました。いろんな方向にアンテナを張りつつ、向こうからアクションを起こしてもらえるような関係ができるといいなと思います。それから、7月に京都で開催される「視覚障害者リハビリテーション研究発表大会」に合わせて機器展を行うので、そちらもがんばっていきたいです。
野々村 僕は日々多くのボランティアさんの支えがあることをひしひしと感じています。ですので、この1年の目標は「笑顔を絶やさず、感謝を忘れず」です。笑顔でいることで、来館される方にも気持ちよく過ごしていただきたいです。ここに来ると、情報とか楽しみとか、いい出会いがあって、いろんな人にとってまた来たいなと思える…ライトハウスがそんな場であり続けられるといいなと思います。
坂本 この春から新しい職員が増えるので、今後のライトハウスの力になれるように一緒ににぎやかに頑張っていきたいですね。今日はありがとうございました。
野々村 ありがとうございました。

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対談後のほっこり新人さんたち