昨年の11月、京都ライトハウス全館で来館利用者を対象に利用者満足度調査を実施しました。アンケートは、選択枝による回答と、「よいところ」や「悪いところ」を自由に書いていただくものでした。情報ステーションでは、お陰さまで111人もの大勢の方にご協力いただきました。

 いくつかの質問があって、問7では「提供しているサービスはあなたにとって満足できるものですか」という問いでした。回答は、「満足」57人(58.8%)、「やや満足」35人(36.1%)、「やや不満」3人(3.1%)、「不満」2人(2.1%)という結果で、そこそこの評価をしていただけたと思っています。(割合は、回答者数を100として算出しています)

 自由に書いていただくところでは要望として「文学書や医学書の充実」や「利用日・利用時間の拡大」など、悪いところでは「電話の待ち時間が長い」「録音図書が少し少ない」「読み書きサービスがいつもふさがっている」などでした。一方、よいところの評価もたくさんいただき、大変うれしく思っています。

 話はそれますが、職員に対しても年に1回ヒヤリングを行っています。その中でもいろいろな問題や課題が出てきます。従来は個別に対応してきましたが、去年はみんなで議論する方が良いのではと思い、「サービスの向上、困っていること、改善の課題」等に分けて話し合いました。その結果、問題や課題を共有し、思いや意見を出し合い、議論することでいい方向が見出せたように思います。お寄せいただいたご要望や課題についても、そのような形で改善に取り組んでいきたいと考えています。しかも、スピード感をもって取り組んでいきます。

 今年度の「ボランティア・利用者のつどい」は、3月21日(木)にあります。第2部では、音楽家で音風景の研究家である京都精華大学准教授の小松正史先生に、ピアノ演奏を交えて音についてたいへん興味深いお話をしていただきます。癒される音、不愉快な音、音のサイン、忘れられない音など様々な音がありますが、どんな話が飛び出すか大変楽しみです。皆さま、どうぞお越しください。 (田中 正和)