はなのぼう 2011年02月20日号
Web(ウェブ)図書館システムについて

 今日では、インターネットや職場内のネットワークを利用して仕事をすることが多くなっていますし、日常生活でも様々な目的でインターネットが利用されています。
 視覚障害者の情報提供でも、従来の「ないーぶネット」と「びぶりおネット」が「サピエ」に統合され、各情報提供施設も職場内のネットワークを利用して仕事をしています。

 大体の情報提供施設では「N-LINK(エヌリンク)」という図書管理システムを使用していますが、2011年度からは「Web図書館システム」としてインターネット上で運用されます。そのため、Web図書館システムへの移行に向けて準備が進められています。2010年度は、すでに数館のパイロット館で問題点や課題を検証しており、順調に行われているようです。2011年度からは、図書管理システムとして「N-LINK」を使っている情報提供施設が、Web図書館システムへ順次移行していく予定です。

 Web図書館システムに移行することで(1)総合ネットワークの「サピエ」と連携したシステムとなり、業務の効率化が図れること、(2)各情報提供施設の図書情報等を全視情協が管理するサーバー上に移すことで、データの安全性が向上すること、などが挙げられます。

 京都ライトハウスも遅かれ早かれ、Web図書館システムに移行していきたいと考えています。移行にあたっては、また「はなのぼう」でご案内させていただきます。ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。(田中 正和)