情報ステーションの今年の3大ニュース?
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はなのぼう 2010年12月20日号
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何を書こうかと考えて、こじつけの「今年の3大ニュース?」としました。
4月に情報ステーションの所長に就任すると同時に、視覚障害者情報ネットワークの「ないーぶネット」が、新しい情報総合ネットワーク「サピエ」に移行し、10月からは音の図書館の「びぶりおネット」も「サピエ」に統合され、一元化された総合ネットワークが誕生しました。
利用料は無料で登録利用者は8千人近くに達し、今後ますますネットワークの利用が広がると思われます。
今のところ図書情報が中心ですが、地域生活情報など様々な情報の充実が図られる予定で、新たな層の利用者の拡大につながると思われます。
次に、所長が交代したことです。
前所長は、視覚障害の多方面に豊富な知識と経験を持っておられ、情報通でもあるとともに、全国に向けて問題提起をしたりということもありました。それに反し、私は狭い分野のことしか分かっていないし、それほど情報通でもありません。しかし、仕事に対する熱意は劣るものではないと思っています。
京都と近畿圏の中核施設としての自覚を持ちつつ、皆さんの期待に応えられるように頑張っていきたいと思っています。
三つ目は、50周年を来年に控え、歩んできた道を振り返りつつ、これからの歩むべき方向を見定める年になっていることです。
来年発行する50年史や中長期プランでしっかりまとめる予定です。歩むべき方向では、3つほどのポイントがあると思っています。
(1)来館利用がたいへん多いという京都ライトハウスの特色、
(2)高齢化率が非常に高い利用者へのサービスと次代を担う若者の利用の促進、
(3)情報機器の利用支援と訪問サービスの実現、
等を踏まえた事業展開を考えなくてはと思っています。(田中 正和)