はなのぼう 2010年11月20日号
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 今年の大会は、10月14日(木)〜10月16日(土)の3日間、大分県で開催されました。「サピエが広げる情報の世界」というテーマで開催され、サピエ一色と言っても過言でない特別な大会のようでした。

 初日は「サービス」「点訳」「録音」の各専門分科会と夜には「点訳・録音」の合同分科会、2日目は「サピエを知ろう!」という全体会があり、その後テーマ別の三つの分科会、そして夜の交流会、3日目は「大会式典」と「臨時総会」等が開催され、3日間ともびっしりの大会でした。参加者は180名あまりで、全体会や分科会の運営もテキパキと進められ、こういう中で人材も養成されるんだなと思いました。新米の私は静かにしていましたが、当館から参加した職員は分科会の中心メンバーを担ったり、積極的に発言するなど存在感を出していました。

 「サピエ」は、インターネットを利用して全国どこからでも、貸出順を待つことなく読みたい図書や情報をダウンロードし、即時に利用できる画期的な情報ネットワークで、多くの方に利用していただきたいと思っています。

 たくさんのメリットを持つサピエの普及に取り組む一方、ネットワークを利用できない方も多く、従来のサービスの充実・継続も大きな課題として位置づけ、力の配分の見直しも含めて取り組んで行きたいと考えています。

 ちなみに、宿泊したところは大分駅のすぐ近くのホテルで、ホテルとは反対方向の駅の近くに源泉掛け流しの質素な温泉銭湯「あたみ温泉」があり、旅の気分も味わってきました。 (田中正和)