7月19日に、視覚障害のiPhoneユーザーの間で話題になっている物体認識の「Tag of Thingsものタグアプリ」の体験講座を開催しました。参加者は8名。手触りだけではわかりにくい物にタグをつけておき、iPhoneを近づけると、事前に登録しておいた内容を読み上げてくれるアプリです。

アプリ担当者の説明の中では、同じ容器で中身が違うドレッシングをタグで識別し、胡麻ドレッシングがどれかを確認していました。カレーのルーとシチューのルーも同じ形の箱なので、シールタグをつけておくと間違えないとの説明もありました。

ドレッシングをタグで識別する
(ドレッシングをタグで識別するアプリ担当者)

タグは衣類、シール、クリップ付き、キーリング付きの4種類。参加者はそれぞれの大きさや手触りをしっかりと確認していました。

4種類のタグを確認する利用者
(4種類のタグを確認する利用者)
キーリング付きタグの形や大きさを確認する
(キーリング付きタグの形や大きさを確認する利用者)

後半は実際に自分のiPhoneにアプリを入れての体験会。シールタグに自分の声で物体の内容を登録。その物体にiPhoneを近づけると自分の声が再生されて、歓声があがっていました。使い方もシンプルなので、参加者は「子供の薬管理に使える!」など、自分なりの使い道を笑顔で話しておられました。今後の鳥居寮の訓練でも紹介していきたいです。

説明を熱心に聞く利用者
(説明を熱心に聞く利用者)

(鳥居寮 西岡由美子)